2022MTGAドラフト感想

 去年もMTGAのドラフトをKENNYさんと年中やっていたのでその個人的な感想をパックごとにまとめていく。

 こういうのは年内にやるべきなんだろうが、年々劣化が早くなる記憶に対抗する意味も込めて2022年のMTGAドラフトについて感想をまとめるのもいいなぁと思い立ったのが1月2日、実際の着手が1月3日だったのでもうしょうがない。やる気が萎えないうちに書き綴っていく

 

イニストラード-真紅の契り-

イニストラード:真紅の契り

 一言コメント:好き。

 まず、この一個前のパック真夜中の狩りが2021年のうちに終わってた事実が受け入れられない…狼男について書く気満々だった…

 真紅の契りは俺はめちゃくちゃ好きだが、(どの記事で書いてあったかは忘れたが)マローによるとあんまし人気はないらしい、なんかレアのインパクトが強すぎるのが不評だとか。リミテッドってそんなもんでは!?

 

婚礼の発表隠し幕船砕きの怪物

インパクトの強いレアの一部を抜粋



まあ…この辺に圧殺されるとわからんでもないが…

 

 環境はとにかく赤が強いテンポ環境だった印象。赤が得意とする血トークン生成は赤にあるまじきドローをもたらしたうえ、テンポの面でもレアの強さも申し分なかった。

むこう五年は赤のベストコモン

特に「ファルケンラスの祝賀者」は5/4/4威迫に血トークンが2つもついており、単に後半の不要牌を交換できるだけでなく、血トークンを起点とする各種シナジーも起動できる点が本当に優秀なベストコモンだった。

 前回の真夜中の狩りではフィーチャーされてる種族であるにもかかわらず本当にしょうもない烏合の衆だった狼男(赤緑)もかなりマシになってたし、バカほど強かった降霊も裏面がクリーチャーではなくなることでバランス取れてたと思うし、俺はいい環境だったと思うんだけどな…

 

  ベスト7勝デッキ

赤黒「カプ厨模範囚」

 改めて七勝したデッキを振り返ったところそのほとんどが赤黒だった。そういやめちゃめちゃ勝てるうえ結構空いてるのですげえ擦った記憶がある

 

 カプ厨というのは「魅惑する求婚者」のこと

魅惑する求婚者魅惑する求婚者

 ちょうど二体のクリーチャーで殴ると変身するアンコモンで、結構強力なカード。

フレーバー的には本人を含めて二体で攻撃すると変身、という風に思いがちだが別に本人が殴ってなくても変身する。自身は召喚酔いしながらも別のカップルのダンスを見て尊みを感じて変身する様子がカップルなら何でもいいのか?」と我々に感じさせたのでこの渾名がついた。

浮いたRRは自身の能力に充てるほかに第二メインに赤のクリーチャー召喚に充てることもできるが、本人がトランプルを持っているためブロックに来た相手クリーチャーを削剥などのインスタント除去で落とし、トランプルダメージを与えるのが最も強力な使い方だと感じた。

このデッキでは2枚も入ってるのにそういう使い方はできないが、デッキとしてまとまっている上、他のカードが、特に2枚のレアが強いので全然問題なかった。

 

…やっぱレアゲー環境だったのか?

 

神河-輝ける世界-

神河:輝ける世界

 

一言コメント:嫌い

 冒頭で一年中ドラフトをやってたとか言いながら、この環境は全く肌に合わずほとんどやらなかった。環境が難しく勝ち星が稼げなかったのと、横のシナジー重視の環境でデッキが組み切れなかったときに(俺が得意なテンポとコンバットで)誤魔化しが効かなかった点に

「ほんなら構築でもやっとけよ…」と思わされたのをよく覚えている。本当によくわからない環境だった。少なくとも俺の知るMTGのリミテを遊ばせてくれるのは緑黒と緑白だけだった。

 ちなみにマローによるとこの環境は人気があったらしい。お前ら構築でもやっとけよ!!!

 

 ベスト7勝デッキ

白黒「ナオミヨ」

 ベストというかこれでしか7勝していない。

特に語れることもないし何ならこの期間は遊戯王MDをやっていた。この時の現代遊戯王との触れ合いが俺をカード一枚にウン万円出すコレクターへと変えたわけだがここでは割愛する

ニューカペナの街角

ニューカペナの街角

 

 一言コメント:スパーラいつもありがとう!

 

 このパックを語るなら、個人的にはまずこのカードを語りたい。

 

「宝石泥棒」である。

 クリーチャーの強い緑とはいえ、3/3/3というキチンとしたスタッツに常盤木キーワード能力が2つ、そのうえでさらに宝物トークンがついてくるというだけでも十分驚異的だが、恐ろしいのはこれがコモンであるということだ。

最初に見たときは本当に驚いた、流石にアンコモンだと思っていた。レアリティシンボルを確認するようにKENNYに言われてよく見たらコモンだったから目玉が完全に飛び出た。

クリーチャーが年々強くなっているというのは理解しているつもりだったが、こうもわかりやすく視覚情報としてお出しされると隔世の感がある。

早抜きの短剣無所属の筋肉達磨

 こいつに「早抜きの短剣」を持たせて殴るのが最もわかりやすくビートダウンが効くので、環境理解とシナジーの形成が薄い環境初期はめちゃめちゃに猛威を振るっていた。当然5マナの早出しも強く、文句なしのベストコモンであった。

 ベスト7勝デッキ

土建組(ジャンド)BAN石、Mr.オルフィオ

一番好きなアンコモンのうちの一枚

 「盤石、ミスター・オルフィオ」はまず名前がおもろい。顔もサイみたいでかわいいし、能力も良い。この手の能力は自身が攻撃に参加しないと発動できないことが多いが、「オルフィオ」は出てきたターンに能力を使えることが偉い。

前述の「宝石泥棒」との相性もすごぶる良い点がスポイラーの時点で期待俺の期待を煽りにあおり、すっかり一目ぼれしてしまった。

 このデッキはそんな「オルフィオ」を二枚とったうえで パワーのでかいクリーチャーを多く採用したことでビッグコンバットを多く作り出せた良いデッキだった。

 

この時は土建組が最高だと信じて疑っていなかった。

が、環境後半にはゴリゴリの3色デッキを組むのではなく2色に強力な3色カードをタッチするべきであることが知られ、かつ赤緑が弱いことがわかってきたためオルフィオをピックする機会も減っていった。

 

弱デッキ足切り性能全一

 最終的には盾カウンターが強すぎて「緑やるなら緑白基軸にして斡旋屋やりてえもんな!」ってなった。斡旋屋最高!

斡旋屋三期生の~~~ファルコ~~~~スパーラぺこ~~~~!!!
アーモンドアーモンド!!!!

すぱーらいつもありがとう!

ユニバーサル大回転スパスパの舞!(◝(‘ω’)◟ ))(( ◝(‘ω’)◜ ))

 

アルケミーホライゾン-バルターズゲート-

統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い

一言コメント:ライフタイムベスト

 

 この環境は、マローに聞くまでもなく不人気環境だと思う。

 

 理由はいくつかある

 ①アルケミー用のカードしか出ない

 このパックは現実世界の「統率者レジェンズ:バルターズ・ゲートの戦い」を基に一部の統率者用のカードをアルケミー用に作り直しMTGAに実装されたものである。

 

 時に、そもそも皆さんはアルケミーというMTGA用のフォーマットをご存知だろうか?ご存じだったとして、プレイされたことはあるだろうか?

 

このフォーマットの不人気っぷりはもはや表現する言葉が見つからない。

一部のMTGおじに「このエキサイティングなフォーマットはMTGAを救う!」とまで言われて鳴り物入りで実装されたはいいが、あまりのおもんなさに一瞬で客が飛び、ランクマッチを回せばブロンズとミシックがマッチングするという噂まで流れるほど過疎ったのだ。

創出や抽出など、DCG特有の挙動を生かしたデザイン領域を使ったカードをMTGでも作りたいという気持ちはわかるし、それだけなら面白そうなものだが、どうも致命的にMTGとは嚙み合わなかったらしく顧客に受け入れられることはなかった。

 ゲームデザイナーでドラフトの名手としても知られる故人、瀧村和幸も生前このように語っている。

この時俺は全盛期の*1《街裂きの暴君/Town‐Razer Tyrant》*2を擦って遊んでいたので「さすがに言いすぎやろう」と思っていたが、今はおおむね正しい感想だと思う。

言語化の鬼、JSPEEDこと原根健太はもう少し辛辣な意見を述べていた。

 

 いつの間にかアルケミー絶賛おじも姿を隠し、市村ユウキに捜索されることとなった。

 

 閑話休題

そんな不人気フォーマットのカードが出て嬉しい人間はあんまりいない。スタンダード用のカードを集めるためにドラフトをプレイする層はこのパックではドラフトをしないだろうしね。

 

 ②レアの強さの格差がすごい

 ①でも書いたように、このパックのカードはアルケミー環境に変化をもたらすためのカードが入っている。

テコ入れのためにあからさまなパワーカードが刷られ続けるアルケミーに変化をもたらすためのカードが、である。

砂(すな)時(ど)計(けい)の魔(ま)女(じょ)団(だん)

するとドラフトに送り込まれるには強力すぎるレアが誕生するわけである。

 上記の三枚は特に終わっているレア(神話ではない)をピックアップしている。どう強いのかを説明したいが、文字数が多くなりすぎだるいので、これらの終わりっぷりを示す象徴的な出来事を紹介すると

オカルトと最も縁がなさそうな原根さんが、週末予選のシールドパックに「ラエゼル」が出るよう神頼みめいたことまで始めるほどである。出るのと出ないのとでは月とプランクトンくらいの差があるのでできることは何でもやるべきではあるとは思うが、そういうことをする人とも思っていなかったので衝撃を受けた。

まあ、やむを得ないことである。気になった方は効果を調べてみてほしい、ドラフトを少しでもやったことがあるならすぐさまそのヤバさを実感できるだろう

『アルケミーホライゾン:バルダーズゲート』カードイメージギャラリー

 

 加えて当然レアの中でも格差が存在する。世界を破壊しうるレアでゲームを作る人間がいる一方で、現実世界にも存在するドラフトでも使いようのないしょうもないレアをつかまされる人間がいるのだ。

「オグマの文書管理人」はコモンフェッチすらないこの環境ではほぼ瞬速の熊だし、

「ディスプレイサーの子猫」はスタッツが足りな過ぎて効果を読むに値しない。

「ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレングス」は存在が意味不明である。

これらが「ラエゼル」と同じ確率で抽選されていると思うと怖気が走る。この環境でドラフトをするとき一番最初にやるべきことは、自分のパックにゲームエンド級のレアが入っていることを祈ることである。

 

極(きょく)地(ち)の熊(くま)人(にん)間(げん)、オヨメナートク

 また上記の三枚は特に終わっているカードというだけで、当然その下にもまだまだゲームを破壊するレアは存在する。

なのでこいつらがナーフされたところでこの環境は改善しないことは補足しておく。センチネルが居なくなったところでMVC2が良バランスにならないのと一緒である。

 

 ③想像を絶するテンポ環境

 最終的にこの環境は後攻2ターン目に何もしなかった場合敗北を覚悟するべきハイテンポ環境だったと思う。おそらく勝率が2~30%は下がると思う。

このパックは色マナ補助に「予言のプリズム」が収録されているが、これを後攻2ターン目に置く行為を俺は試合放棄*3と呼んでいた。それほどまでに攻めが苛烈なのである。

この環境は赤白がカードアドバンテージを取れないという構造的欠陥を二体掛りによって完全な形で解決し最強カラーとなったのだが、その赤白の攻めをサンプルに紹介すると

2T:「燃える拳の黄昏守り」

3T:「武勇の歌い手」が3/3で着地、「黄昏守り」でアタック4点

4T:「雄叫ぶゴブリン」召喚、能力起動、集団戦術達成で計4+3+3+1点のコンバット

先行3,4Tで合計15点の戦闘ダメージ、こ の 始 末

仮に後攻が2Tに「プリズム」を弄って遊んでいた場合、この先行4Tの動きにたったの3マナで対抗しなければならないことになる。コモン2枚のアンコモン1枚でこのマウントである。俺の言ってることに信憑性が出てきただろうか。

 「ドブンを紹介しといて何言ってんだこいつ」と思われるかもしれないが、この環境のドブンとはこの程度のものではない。

最強のドブンソース、軽率にクリーチャーに速攻を与える二体掛りの名手「コボルトの戦呼び」は使ってないし、白のアンコモンには「ボアレスキアの通行料徴収人」という2マナでピーピングと行動阻害をこなして打点も3あるエースがいる。

また4Tに放置するとゲームが終わる3マナの速攻クリーチャー「アンバーグリス」を出された場合、1マナ余るのでさらなる悪夢が待っている

白には強力な1マナのインスタントトリックが2種類、コモンに存在するのだ。*4

これらでコンバットを保護されたらどうだろうか?なけなしの3マナで出したクリーチャーがシャクられたらどうだろうか?負けではないだろうか?これがドブンだ!!

また、この環境にはクリーチャーを除去しながら自軍のマウントを強化するイカレたカードが何枚か存在しており、これらの存在が更に先行のマウントに拍車をかけている。改めてイカレきった環境である。

 

 

 そう、イカレきった環境なのだ。なのだが、個人的にはこの環境が2022年の、どころかこれまでで一番の、ライフタイムベストドラフト環境だったと感じている。

アルケミー用のカードしか出ないことに関しては、俺はそもそも構築フォーマットをプレイしないから関係ない。

レアが強いことも、過去のレアゲー環境を思い返すとレアにグチャグチャに破壊されたことよりレアで完膚なきまでに破壊した思い出のほうが強く残っているので精神構造がレアゲーに向いてるんだと思う(テーロス還魂記や前述の真紅の契りでも勝ちこんでいたので、そもそもレアゲー環境のほうが得意なのもある)。

だから、レアなみに強力な専門家連中やDCGっぽいダイナミックな効果を生かしたカードが生み出す常識外れでハイパワーでハイスピードなドラフトに思いっきり酔えたのかもしれない。

 多くの人に好まれなかっただろうとは思うが、俺の心に深く刺さった環境だった

通常の環境では実現しえないようなスピード感、それによって生み出される先行マウントも「先行は勝ち切る」「後攻は何とかして捲る」と明確な目標をもって臨めていた。

あまりにも弱い青を何とかして生かそうと苦心した末に生み出した青黒テンポがそれなりに勝てるアーキだったのはすごく嬉しかったし

やべえレアから決め打ちで突っ込んだデッキがレアの力だけで対戦相手を粉砕していく光景は見ていて心が晴れやかになった。

白1マナを構えている相手に「果たしてどっちなんだ!?」とか言いながらコンバットを仕掛けるのも、その結果どっちも持ってて二度に渡ってシャクられた結果完全に粉砕されたのもいい思い出で

ドラフト期間中に「祝福のヒポグリフ」と「ギルド公認のこそ泥」がナーフされた時にはまったくもって妥当な判断だけど笑ってしまった。

 

環境最後のドラフトでは「ラエゼル」をピック出来たにもかかわらず、デッキ全体のディティールが甘くたった3勝で終えてしまった無念を今でも思い返している。

 

バフされた青がそれでも弱かった事とか、

一部のレアがさすがに強力すぎることとか、

一部のレアが本当に強力すぎるとか、

問題が無いわけではないんだけれど、本当にいい環境だったと、俺は思っている。

 

 ベスト7勝デッキ

赤白「次元最強」

 ありがとうラエゼル。さようならラエゼル。もう二度とこんなカード刷るなよWotC

 

団結のドミナリア

団結のドミナリア

一言コメント:GUNDAM EVOLUTIONやってました

 またサボりか

年中ドラフトをやっていたという冒頭の文言は修正するべきかもしれない。

 この環境については神河ほどの嫌悪感があったわけではない。ちょっと神河っぽさ*5があったけど、なんもなければ普通にプレイを続けていたと思う。

 

ただこんときはガンエボが面白かったんだよなぁ~~~

一個前のバルターズゲート環境を結構やりこんだのもあってか、この時はちょっと別の味がするゲームを求めていたというのはあるかも。だが一番でかいのはKENNYさんが一緒にプレイしてくれたことだと思う。おかげであまり得意じゃないチームFPSだが楽しくプレイできた。

 ちなみに今ではプレイしていない。理由は「新段(兄弟戦争)が来たので」というのが一番大きな理由だが、やっぱ追加機体にリアルマネーがガッツリかかるビジネスモデルは今時カジュアル層に受けが悪すぎるだろうとは思う。

俺は無料分の課金コインをよく調べずガチャに回した結果、無料で開放できる課金機体が1機だけになってしまい、それでユニコーンを解放したら全く自分の性に合ってなくてしょんぼりした。エクシアだけは金で買ったが環境機体のドズルザクとUCマラサイをプレイできなかったストレスは結構あった。

 

 ベスト7勝デッキ

5色版図「それはブイヨン」

「古き苔髭」と「ぺラッカのワーム」を比較して、それはさすがにかわいそうだろとKENNYさんに注意されたことくらいしか思い出にない。

 

 

兄弟戦争

兄弟戦争

 

一言コメント:ワームとぐろエンジン

 

 MTG人生において、心残りが一つだけあった。

 

 キュートな名前にそぐわぬ性能

「ワームとぐろエンジン」をリミテッドで使えなかったことだ。

 

 俺と「ワームとぐろエンジン」の出会いはミラディンの傷跡プレリリースにさかのぼる。プレリリースでは「ワームとぐろエンジン」が全員に配られていた。

プレリ版

愛嬌のある見た目と名前、そして強力なファッティにあこがれる当時の俺は「ワームとぐろ」にすっかり夢中で、自分の「溶鉄の尾のマスティコア」や他のカードをトレードに出して何とかプレリ会場で4枚そろえることができた。

いまでは考えられないことだが、その時「ワームとぐろエンジン」と「溶鉄の尾のマスティコア」は1:1でのトレードが可能だった。「マスティコア」はそのネームバリューからおじを中心に大きな期待が寄せられていたためだ。今でもファインプレーだったと思う。

 そうして集めた「ワームとぐろ」を構築で使っていると、ひとつの欲望が生まれた。

 

「これ、ドラフトで叩き付けたら最高に気持ちいいだろうなぁ…」

 

6/6/6というサイズに与えてはならない絆魂、マルチブロックに強い接死、何とか対処した先に待ち受ける除去耐性、そして無色であるということ。リミテを破壊するために生まれたかのようなカードだ、気持ちいいに決まっている。

 だが当時は学生で金がなく、シールドとかいう貴族の遊びはおろかドラフトに参加するにも一苦労で*6、リミテで「ワームとぐろ」が出るまでプレイしようと思ったら最も現実的な方法は親のクレカをパチってMOをガン回して後から折檻されることだった。

当然そんなことはできず、時は流れ、ようやく金を持った時にはSOMのドラフトなんてできる環境はなく、夢は夢のままで消えていく

そのはずだった

 

 (暫定)ベスト7勝デッキ

緑白「EASY PEASY LEMONSQUEEZY」

 環境についてはまだ現行の環境であるため来年の総括に譲るとして、このパックには本当に感謝しかない。
ミスティカルアーカイブ、まさかこの年になって10年来の夢がかなうとは思っていなかった。

 当然「ワームとぐろエンジン」が着地した4試合はすべて勝利した。夢のような時間だった。

「ワームとぐろ」に1:3交換を強いられ、分裂した3/3に対処できず爆発した相手

除去ったと思ったら「ロラン」で回収されて爆発した相手

そもそも6/6絆魂を対処できず出された返しに爆発した相手

何とかエンチャントで除去したときにはすべてが手遅れで爆発した相手

そして「ワームとぐろエンジン」を採録すると決めたWotC調整班

皆、本当にありがとう。

ワームとぐろエンジンを叩き付けさせてくれてありがとう。

思った通り、最高に気持ちよかった!

 

最後に

書きたかったことを書きなぐっていたら9000文字近くになってしまった。

もう少しドラフト環境に触れられると思っていたが、思ったより個人的な感想ばかりになってしまった。にもかかわらずここまで読んでいただいてありがとうございます。

2023年版は兄弟戦争、ファイレクシア:完全なる統一、機械兵団の進軍、決戦の後に、エルドレイン再訪について書くことになるかと思います、お付き合いのほどをよろしくお願いします。

*1:全盛期の、としたのはこのフォーマットにはDCGらしくカードのナーフやバフがあるためである。街裂きの暴君は二度のナーフを受けている

*2:アルケミーの不人気エピソードの一つに、街裂きの暴君を検索しようとしたときにGoogleが全く正しい名前をサジェストしないというのがある。街破壊の暴君って誰だよ

*3:オヤ…?攻撃がこねェな?試合放棄かな?やったアアアアア!勝ったぞォッ!

*4:なお、「祝福のヒポグリフ」に関してはあまりの強さ故ナーフされ、「ティアの祝福」面が1Wになった

*5:自分でもうまく言語化できないんだが、横のシナジー重視でコンバットが軽視された環境というか、そういう印象のある環境のこと。あまり後ろに倒された環境が好みじゃないのかもしれない

*6:学生時代は本当に金がなく、皆で飯に行ったとき金がなさすぎてカンパを受けて飯を食ったりしていた

GWはMTGAでゴジラを集めろ

どうせ外にも出られねえんだし皆でMTGAダウンロードしてイコリアー巨獣の住処ーのドラフトで遊ぼうぜ!!今なら遊ぶだけでゴジラのカード(スキン)ももらえるよ!!

 

magic.wizards.com

 

 

 

 

そうやって流入した初心者を俺が刈り取ってぶくぶく肥え太る作戦です。GWは死ぬほど稼ぐぞ!

 

 

でもまあ?あんまり一方的だと面白くないので?俺の知る限りのイコリアドラフトについてお教えします。

なにせ僕はこの環境のリミテッドで5000ジェム溶かした後5000ジェム稼ぎました

 

 

 

 

環境の雑感

MTG日本公式サイトで公開されている行弘プロの記事を読んでください

日本の宝みてえな記事

 

なんで俺がこのブログを書くのかというと、行弘さんが書きそうなことを全力で当てに行って、当たったら死ぬほどイキるためす。よろしくお願いします。

(なお、この記事を書くのに時間をかけ過ぎた結果先に行弘プロの記事が上がってしまいました。死~~~~~~)

(誓って言いますが僕は行弘プロの記事を見ずにこれを書いていますので、やはり当たっていればイキります)

 

 雑感その① 除去は大事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当たり前じゃねえか

もしかしてこいつリミテやったことねえのか?と思われたかもしれませんが仕方ないのです。

リミテッドにおいて除去が大事なのは言うまでもありませんが、イコリアでは通常よりも大事だということが言いたいのです。

 

5/4、到達、トランプル、3G:+3/+3、戦場に出たときカードを1枚捨てて1枚引く

 

みたいなテキストのクリーチャーが4ターン目に顔面殴ってきたらどう思います?

感想なんて「テキストの書き込みが凄すぎる、ベルセルクか?」くらいなもんじゃないですか?

でもそういうクリーチャーがぽんぽん出てくるのがイコリアであり、変容というキーワード能力です

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 変容はクリーチャーの上にクリーチャーを重ねて化け物を作るので、クリーチャー1体へのオールインに抵抗できないと一瞬で死体になります。故に除去が本当に大事

 

 雑感その② アーキタイプ環境

 

 あ、この変容持ちクリーチャー強い!取ろう!

 あ、このカード人間だから変容できないけど強いし取ろう! 

 あ、このレア今までのカードとシナジーはないけど、まあ強いし取ろう!

 全体的にシナジーはないけど、カードは強いし勝つだろ!

 

みたいなデッキをドラフトしてしまうと往々にして勝ちません

イコリアはカード間のシナジーが強力な、かなりのアーキタイプ環境のためです。

存在するアーキタイプについては後ろの項目で説明しますが、変容なら変容、サイクリングならサイクリングと特定の方向にに特化したほうがデッキは強力になります。グッドスタッフは成立しねえ!

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特定のキーワードへのサポートが強力


雑感その③ 2マナのクリーチャーがすくねえ

 

 プレイアブルなクリーチャーがいねえとかじゃなくもうまず種類がすくねえ

通常のパックに比べて2マナ圏の収録枚数が少ないので、テンポよく殴るデッキを作りたい場合はかなり点数高めに取らないと必ず枚数が足りなくなります。

 今回2マナ圏は少ないわりに強力な奴ら揃いなのでまず取り合いになります。必死こいてかき集めましょう


 

各色の除去について

上記の通りアーキタイプ環境なので、色そのものの強さを順位づける意味はあまりありません。

そこで先ほど重要だと述べた各色の除去について書いていきます。

 

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 どっかで見たような顔ぶれですね、コモンはいつもの条件付き除去です。この辺りはすべて頼りにしていいと思います。

メインからエンチャントに触れる手段は非常に限られているので《平和な心》についても信頼度は高いです。

《刃による払拭》も変容の関係で簡単にパワー4を超えるためメインで問題ないでしょう。

《神聖なる矢》はなかなかコンバットで触りにくい接死や威迫を持つ中量級クリーチャーを安全に処理できるので頼りになります。

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アンコモン《丸吞み》は一見

「クリーチャーを1マナで除去った上に強化まで乗るのマジぃ!?」

となりますが、「タップ状態のクリーチャー」という条件が意外なまでに重く、攻めに使う上では相手のブロッカーを処理できず、防御的なデッキであっても警戒持ちのクリーチャーを処理できません。思ったより手札でくすぶるカードです。

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なのでコモンに2種類あるタッパーを生かして能動的に使っていきましょう!!わあい!!

なんでコモンに2種類もタッパーあんだよシバくぞ

余談ですが、2マナは点数が高いと申し上げましたが《検問官》はなんか知らんけど異様に安かったりします。急いで取る必要はない。なんで?皆??

 

 

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まあ、うん。って感じのカウンターと

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《本質の散乱》《捕獲球》、そして《人を舐めた感じのバウンス》というラインナップです。

 

《本質の散乱》は強いです。変容クリーチャーが強いんでこれを2マナで止められるのが偉い。

通常のインスタント除去だと変容にスタックして変容元を除去ろうとすると変容クリーチャーが普通に着地するため、変容後に除去する必要がありますが、変容した時の能力が強力な場合も多いので、変容を完全に止める2マナカウンターは本当に頼りになります。

《捕獲球》もちょっと重たいですが、厄介なタップ能力も結構存在する環境なので悪くはないです。

 

このバウンスはホンマに人を舐めてる。

大体変容したクリーチャーをバウンスしたら変容元と合わせて2枚とも手札に戻るのにこの重さはなんだ?

重さについては飛行クリーチャーをコントロールしていれば軽減されるものの、インスタントですらないのはなんで?

取ってつけたような「カードを一枚引く」というテキストが逆に怒りを煽る奇跡の一枚

 

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アンコモンはサイクリングの付いたカウンターとオーラですが、オーラのほうは確かに瞬速で能力を消せて強いんですが、いうて攻撃を止められず-2/0修正しかつかないので過信は禁物です。

 

 

 《疾風》への怒りを綴っていたらだんだん疲れてきたので残りは箇条書きで簡単にいきます

 

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《死の重み》

システムクリーチャーや変容元クリーチャー(通称ポケモン)を落とすのに重宝します

《血液凝固》

文句なく最強の除去です。インスタント完全除去におまけがついてる!

《相互破壊》

白黒人間のようなトークンが安く出てくるデッキ以外での運用は難しいです

《息詰まる噴煙》

人間系のデッキへのサイドに。一応インスタントなので弱めのコンバットトリックとしての運用も可能といえば可能。

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《無情な行動》

ドゥームブレードではないです。意外に除去にならないクリーチャーが多い

《格好の餌食》

ドゥームブレードではないです。2マナの種類はすくねえって言ってんだろ

変容されると打てなくなる。でもサイクリングがついてる

 

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《火の予言》

AnyTargetなんか必要ねえんだよ!だって引きすぎた土地を戻せるから!!!

《轟く岩滑り》

メイン火力。これなら概ねすべてのクリーチャーを焼けます

《血の希求》

サイクリング要員。と見せかけて普通に2マナで格闘できるので《雲貫き》あたりを戦わせていけ

《猛火の斉射》

使われてるの見たことねえ

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・《雷猛竜の襲撃》

青赤スペル以外のデッキで使えねえけど俺は赤青スペルをデッキとは認めねえ

・《炎の氾濫》

《Super-Duper Death Ray》!!

《Super-Duper Death Ray》じゃないか!!

 

真面目な話4点はかなり信頼できる火力です

・《怪物の兵器化》

デッキに入れるな

・《巨獣の激突》 

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<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">巨獣の激突、これらと比べたら劇的に強くなったが、まだまだ弱い。あと何段階進化したらプレイアブルになるんだ😢 <a href="https://t.co/4p5sQ101Gn">pic.twitter.com/4p5sQ101Gn</a></p>&mdash; kenta harane (@jspd_) <a href="https://twitter.com/jspd_/status/1251942991259815936?ref_src=twsrc%5Etfw">April 19, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

 

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《強行突破》

インスタントで一方的に格闘なので非常に使いやすいです。

複数枚取れた場合は変容などを生かしてサイズの優位を取りたいところ。

トランプルを持つクリーチャーを指定した際の余剰火力を生かしたコンボも狙えます。コンバットトリックと併用しよう!

《垂直落下》

ご存じスーパーサイドカード!

メイン投入はあんまりお勧めできない環境です

 

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《永遠獣の突撃》

盤面に出てないクリーチャーを使えるといえば聞こえはいいですが、盤面に出てるクリーチャーを使えないとも言える何ともな1枚。

3マナだし、ソーサリーだし、貴重な除去とはいえ使いにくさも目立つ

《巨怪な一歩》

単純なブロック強制での除去としての役割以上に、大きな修正値を利用してトランプルを持つクリーチャーに投げたり、飛行クリーチャーに投げたり、果ては二段攻撃につけて一撃死を狙ったりできる夢の一枚。

 

多色無色

流石に多色ともなるとアーキタイプの要になるようなカードも増えてきますので、アーキタイプに多少触れつつ説明します

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《不吉な戦術》
 白黒人間において強力な確定除去です。それ以外でのタッチ運用も不可能ではないですが、人間が盤面にいない場合のライフ喪失が思ったよりつらいので素直に各色の除去を使ったほうがいいでしょう

 

《天頂の閃光》

赤白サイクリングにおけるフィニッシャーです。

もはや除去の範疇を超える赤白サイクリングのキーカード。どのくらいの火力感か?というと概ねマナが2倍になって火力も2倍になった《稲妻のらせん》で間違いないでしょう。まあ、掛け算なんでね?

完成された卓一赤白サイクリングはこれが2枚入ってて一発9点出たりします。

持ってくれよおめえの顔面!!3べぇライトニングヘリックスだぁ~~~~!!!

バシンバシン!!ボカーン!!WIN!!

クソゲー

 

 ・《交感の力》

Tips:俺は赤青スペルをデッキと認めていません

 

《再来》

テキストだけ見ると12,000,000アドくらい取れそうなんでついついタッチしてでも使いたくなるんですが、なんかうまくいかなかったりする一枚。強いカードのはずなんですが、やはり6マナもかかるとインスタントであっても重いということなのか

 

《トラバサミ》

あれだけ除去の重要性を語られたにも関わらず、ドラフトも終盤なのに、まともな除去がただの1枚も取れてない。

 

そんな時

 

このカードの存在を思い出してください。

 

きっと力になってくれるはずです。

 

 

 

 

 

 

平時は存在しないのと同じカードです。

 

 

色の組み合わせ、アーキタイプについて

 環境のアーキタイプをすべて把握しているわけではないですが、僕がプレイしていて有用だと感じたものを説明していきます

 

 

 

・赤白サイクリング

僕自身がこのアーキタイプをそこまでプレイしているわけではないのですが、組み切れば文句なく最強のアーキタイプでしょう。それは間違いないです。

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盤面に存在するときにサイクリングを行うと効果が発動するクリーチャーが多数存在するので、これらをコントロールしながらサイクリングを繰り返しましょう。

するとカードも使ってないのにどんどん盤面がよくなったり相手のライフが削れていったりします。

マナを使ってるだけなのに。

まるで魔法だ。

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そうこうしているうちに対戦相手のライフは《天頂の閃光》のキル圏内に入っていることでしょう。3べぇだ~~~~~~!!!!!

そうそう《天頂の閃光》を引けるもんじゃないだろって?デッキに入ってさえいればサイクリングの圧縮によって引けていることでしょう。なんだこのデッキ!?

弱点は横にならべることが多いので全体-1/-1がぶっ刺さったり、MTGAも8人の人間を集めてのドラフトが主流になったため、卓内に3人とか集まるとさすがにサイクリングが足りなくなることでしょうか。許容人数は少ないと思われます。

でも対面に出てくる赤白って大体つええからそんなことねえのかもしれねえ。三人くらいなら強く組めるのかもしれねえ。

 

サンプルレシピ

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これは原根プロがトゥイットウアーにあげていた形です。

《雄々しい救出者》《トゲマーモセット》を中心に横に並べる形で、《検問官》や粒ぞろいの除去を生かして盤面を取り、《揃った突撃》で押し込むタイプの赤白です。

《罠の戦術家》は入っていませんが、《トゲマーモセット》を主軸にビートを組む形ではマナ域が被る上にそれぞれのサイクリングしたいタイミングが違う(《罠の戦術家》は相手ターンにタップしたいが、そうすると《トゲマーモセット》のバフが無駄になる)のでそんなに必要ないと思います。

《天頂の閃光》こそありませんが、《幼獣守り》のようなボムも抑えられており、7-0も納得の完成度です。

さすがは日本王者!!ドラフトにおいても天下一品!!!日本MTG界の至宝!!!!一生ついていきます!!!!!瀬畑は原根さんに絡んで原根さんの格を下げるのをやめろ!!!!!!

 

 

・青緑変容

イコリアでは変容元になるクリーチャーのことを”種ポケモン”と呼びます

それではここで「ポケットモンスター イコ/リア」における最初の三匹を紹介しましょう。

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くさタイプのサル

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みずタイプのクラゲ

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そしてくさタイプのブラッシュワグです

 

これらの御三家をお気に入りの変容クリーチャーに進化させて相手トレーナーを襲わせるのが青緑変容の基本方針です。

 

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アンコモンまでで青緑の強力な変容先はこの4枚でしょうか。テキストが強いのでとりあえず上の3体いずれかに乗せればすぐ気持ちよくなれます。

 

特にクラゲ+《領獣》のコンボは強力で、

3ターン目に2マナで変容、効果起動

→4ターン目に効果起動、アンタップ、効果起動

で4ターン目までに合計3回《領獣》の能力を起動できちまうんだ!

すげえ!宇宙!!!

 

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上の3体をきちんと集められていれば《渡る大角》も強力です。

3ターン目ランパンしながら4/5やら3/4飛行やらが君を殴ってきたらどう思う?

やっぱりやだ?殴ってる俺は気持ち良いんだけど・・・

 

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とはいえ純粋に青緑2色で組むと除去が貧弱だったり変容クリーチャーが足りなくなったりするので赤か黒を足すとよいでしょう。

 

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色を足す際は種ポケモンとしても優秀なこの辺りを使うとマナベースも安定していいと思います。

 

サンプルレシピ(手元に7勝デッキが無かったので適当にアンコモンまでで組んだ)

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2マナまでのクリーチャーが6枚以上は欲しいです。

一度《本質変容体》5枚ピックできたことがありましたが問題ないどころか強かったです。《本質変容体》は自身が変容できずとも効果を発動できるため6枚までピックしてかまいません。偉大なるはサイズアップとライフゲイン。

《安全維持》は弱いカードですが変容したクリーチャーを守りたいこのデッキでは重宝することもあります。決まった際は莫大なテンポとアド差で勝つでしょう。まあ決まらんけど。故に《本質の散乱》と枠を争うレベルではありません。《本質の散乱》を優先しましょう。《本質の散乱》は神。

ブラッシュワグがマナフラッドを受けるため《渡る大角》《領獣》がいても土地をしっかり採用して問題ないでしょう。もちろん2色土地やフェッチを確保できていてマナベースに不安がなければ減らしても構いません。

最重要点として、このアーキタイプには強力な変容から入りたいですが、点数高くピックするべきは種ポケモンです。そこを踏まえず変容クリーチャーばかり集めると愚鈍なだけの紙束が生まれます。

多少”変容”とかかれたカードが少なくなっても種ポケモンを優先しましょう。

・白黒人間 

黒の優秀な除去と白の全体強化、それぞれの色に存在する優秀なコンバットトリックで横に並べた人間をバックアップし、ビートダウンを狙うデッキです。f:id:PParupa:20200430235341p:plain

サンプルレシピ

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 僕が7-1したときのデッキです。

2枚も取れた《聖域封鎖》がきらりと光るデッキです。しっかり枚数を抑えた確定除去とあわせてきちんとビートダウンが狙えるデッキになっています。

 

 このデッキを組むうえで注意したいのは強力な4マナ域のコモンをしっかりピックすることです

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《日勤隊の指揮官》は展開面で、《隠れ潜む名射手》は無理アタックを通しながら打点の提供と非常に重宝します。

特に日勤帯については注意が必要で、舐めてピックを遅らせるとあっという間に取れなくなります。そのうえで《夜勤隊の猛士》については白黒人間以外では重宝されず、激烈に安いため

「まあ展開って意味では《夜勤隊の猛士》もおんなじようなもんでしょ~」

《日勤隊の指揮官》はとれなくても大丈夫っしょ~」

とかなめて《日勤隊の指揮官》を高くピックしないドラフトを行うと高確率で死にます俺が死にました(1敗)

同じカードじゃないんですよ(当たり前)

《聖域封鎖》のあとには《日勤隊》を出したいんですよ(初歩的なマナカーブの話)

 

 

・青赤スペル

デッキじゃないです

再三にわたって書きましたが、デッキじゃないです。エビデンスをお見せしましょう

 

 

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《スプライトのドラゴン》を3枚集めて7-0を確信、白い歯を見せる行弘プロが

 

 

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30分で0-3してこの表情になるのが青赤スペルです

 

もはや俺が何も言わずとも行弘プロの表情が雄弁に語っていますが、それでも一言付け加えるなら

「組むな」

これです。

ゆめゆめお忘れなく。

 

 

・赤黒威迫

 上のアーキタイプに比べるとそこまで強くはないし、必要アンコモン多いし、何なら《迷宮の猛竜》が居なかったらあんまりやりたくないまであるんだけど、組めるとすごい面白いんです。

何せ有利コンバットがぼっこんぼっこん発生するんですよ!!!コンバットでアドが取れるとやっぱり気持ちいい!!!

なので紹介します。完全に僕の趣味です。

サンプルレシピ

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これは僕がBO3ドラフトで3-0したデッキです

が、これについては《迷宮の猛竜》が頑張っただけの可能性があります

あらかじめご了承ください

 

まず絶対に欲しいのが《堂々たる咆哮賢者》(通称:スーパー威迫おじさん)(略称:スパダリ*1)です。こいつが居ると威迫持ちクリーチャーは概ねアンブロです。

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左からアンブロゴリラ、アンブロトカゲ、アンブロ後乗せおばさん

こいつらをしゃあなくコンバットで取りに来たが最後、《聖域潰し》のサイクリング効果やインスタント除去、各種コンバットトリックによって莫大なテンポアドバンテージを生みます。

WIN

 以上です。

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 もう少しだけ真面目に話すと、普段なら見向きもしない《激情の猛竜》みたいなカードも《血液凝固》で威迫にしてスパダリでバックアップすれば一躍メインアタカーになったりして楽しいです。

弱いカードを強く使えてなんかドラフトが上手くなった心地がします。

 

・・・もしかしてこのアーキタイプ、うまぶれるだけか??

 

 

 

おわりに

 

僕、最初は

「BO3ドラフトは今まで最高で6マッチできたじゃん!!なんで3マッチしかできなくしたんだよ!!改悪か!?もういい、私MTG辞める!!」

とか喚いてました。

 

それがこんなブログを書く有様です。異常者か?

 

まあ、冷静に考えると同じドラフトデッキで6マッチもやって面白がってるのってドラフト狂いの異常者だけなんですよね。俺やっぱ異常者だわ。

今のBO3もプレミアドラフトも面白いです。テンポいいしね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。イコリアドラフトがしたくなってきましたか?そうだと嬉しいです。ほんとにたのしいですよ!

ドラフト、やりましょうね?デッキ作ったらツイッターあげましょうね?

 

お願いしましたよ?

 

ほんとに楽しいですよ!!!!

*1:最近は景気観もあってか「闇オークションに出品されてしまった受けをスーパー攻め様、つまりスパダリが3億くらいで落札する」みたいな話は受けが悪く、逆に「朝早くから出勤する受けにスムージーを作ってあげる優しい攻め」みたいなのがウケが良いという話を聞いて(そんな世知辛いことあるかよ…創作の中なのに…)と衝撃を受けてしまった