2022MTGAドラフト感想
去年もMTGAのドラフトをKENNYさんと年中やっていたのでその個人的な感想をパックごとにまとめていく。
こういうのは年内にやるべきなんだろうが、年々劣化が早くなる記憶に対抗する意味も込めて2022年のMTGAドラフトについて感想をまとめるのもいいなぁと思い立ったのが1月2日、実際の着手が1月3日だったのでもうしょうがない。やる気が萎えないうちに書き綴っていく
イニストラード-真紅の契り-
一言コメント:好き。
まず、この一個前のパック真夜中の狩りが2021年のうちに終わってた事実が受け入れられない…狼男について書く気満々だった…
真紅の契りは俺はめちゃくちゃ好きだが、(どの記事で書いてあったかは忘れたが)マローによるとあんまし人気はないらしい、なんかレアのインパクトが強すぎるのが不評だとか。リミテッドってそんなもんでは!?
まあ…この辺に圧殺されるとわからんでもないが…
環境はとにかく赤が強いテンポ環境だった印象。赤が得意とする血トークン生成は赤にあるまじきドローをもたらしたうえ、テンポの面でもレアの強さも申し分なかった。
特に「ファルケンラスの祝賀者」は5/4/4威迫に血トークンが2つもついており、単に後半の不要牌を交換できるだけでなく、血トークンを起点とする各種シナジーも起動できる点が本当に優秀なベストコモンだった。
前回の真夜中の狩りではフィーチャーされてる種族であるにもかかわらず本当にしょうもない烏合の衆だった狼男(赤緑)もかなりマシになってたし、バカほど強かった降霊も裏面がクリーチャーではなくなることでバランス取れてたと思うし、俺はいい環境だったと思うんだけどな…
ベスト7勝デッキ
改めて七勝したデッキを振り返ったところそのほとんどが赤黒だった。そういやめちゃめちゃ勝てるうえ結構空いてるのですげえ擦った記憶がある
カプ厨というのは「魅惑する求婚者」のこと
ちょうど二体のクリーチャーで殴ると変身するアンコモンで、結構強力なカード。
フレーバー的には本人を含めて二体で攻撃すると変身、という風に思いがちだが別に本人が殴ってなくても変身する。自身は召喚酔いしながらも別のカップルのダンスを見て尊みを感じて変身する様子が「カップルなら何でもいいのか?」と我々に感じさせたのでこの渾名がついた。
浮いたRRは自身の能力に充てるほかに第二メインに赤のクリーチャー召喚に充てることもできるが、本人がトランプルを持っているためブロックに来た相手クリーチャーを削剥などのインスタント除去で落とし、トランプルダメージを与えるのが最も強力な使い方だと感じた。
このデッキでは2枚も入ってるのにそういう使い方はできないが、デッキとしてまとまっている上、他のカードが、特に2枚のレアが強いので全然問題なかった。
…やっぱレアゲー環境だったのか?
神河-輝ける世界-
一言コメント:嫌い
冒頭で一年中ドラフトをやってたとか言いながら、この環境は全く肌に合わずほとんどやらなかった。環境が難しく勝ち星が稼げなかったのと、横のシナジー重視の環境でデッキが組み切れなかったときに(俺が得意なテンポとコンバットで)誤魔化しが効かなかった点に
「ほんなら構築でもやっとけよ…」と思わされたのをよく覚えている。本当によくわからない環境だった。少なくとも俺の知るMTGのリミテを遊ばせてくれるのは緑黒と緑白だけだった。
ちなみにマローによるとこの環境は人気があったらしい。お前ら構築でもやっとけよ!!!
ベスト7勝デッキ
ベストというかこれでしか7勝していない。
特に語れることもないし何ならこの期間は遊戯王MDをやっていた。この時の現代遊戯王との触れ合いが俺をカード一枚にウン万円出すコレクターへと変えたわけだがここでは割愛する
ニューカペナの街角
一言コメント:スパーラいつもありがとう!
このパックを語るなら、個人的にはまずこのカードを語りたい。
「宝石泥棒」である。
クリーチャーの強い緑とはいえ、3/3/3というキチンとしたスタッツに常盤木キーワード能力が2つ、そのうえでさらに宝物トークンがついてくるというだけでも十分驚異的だが、恐ろしいのはこれがコモンであるということだ。
最初に見たときは本当に驚いた、流石にアンコモンだと思っていた。レアリティシンボルを確認するようにKENNYに言われてよく見たらコモンだったから目玉が完全に飛び出た。
クリーチャーが年々強くなっているというのは理解しているつもりだったが、こうもわかりやすく視覚情報としてお出しされると隔世の感がある。
こいつに「早抜きの短剣」を持たせて殴るのが最もわかりやすくビートダウンが効くので、環境理解とシナジーの形成が薄い環境初期はめちゃめちゃに猛威を振るっていた。当然5マナの早出しも強く、文句なしのベストコモンであった。
ベスト7勝デッキ
「盤石、ミスター・オルフィオ」はまず名前がおもろい。顔もサイみたいでかわいいし、能力も良い。この手の能力は自身が攻撃に参加しないと発動できないことが多いが、「オルフィオ」は出てきたターンに能力を使えることが偉い。
前述の「宝石泥棒」との相性もすごぶる良い点がスポイラーの時点で期待俺の期待を煽りにあおり、すっかり一目ぼれしてしまった。
このデッキはそんな「オルフィオ」を二枚とったうえで パワーのでかいクリーチャーを多く採用したことでビッグコンバットを多く作り出せた良いデッキだった。
この時は土建組が最高だと信じて疑っていなかった。
が、環境後半にはゴリゴリの3色デッキを組むのではなく2色に強力な3色カードをタッチするべきであることが知られ、かつ赤緑が弱いことがわかってきたためオルフィオをピックする機会も減っていった。
最終的には盾カウンターが強すぎて「緑やるなら緑白基軸にして斡旋屋やりてえもんな!」ってなった。斡旋屋最高!
すぱーらいつもありがとう!
ユニバーサル大回転スパスパの舞!(◝(‘ω’)◟ ))(( ◝(‘ω’)◜ ))
アルケミーホライゾン-バルターズゲート-
一言コメント:ライフタイムベスト
この環境は、マローに聞くまでもなく不人気環境だと思う。
理由はいくつかある
①アルケミー用のカードしか出ない
このパックは現実世界の「統率者レジェンズ:バルターズ・ゲートの戦い」を基に一部の統率者用のカードをアルケミー用に作り直しMTGAに実装されたものである。
時に、そもそも皆さんはアルケミーというMTGA用のフォーマットをご存知だろうか?ご存じだったとして、プレイされたことはあるだろうか?
このフォーマットの不人気っぷりはもはや表現する言葉が見つからない。
一部のMTGおじに「このエキサイティングなフォーマットはMTGAを救う!」とまで言われて鳴り物入りで実装されたはいいが、あまりのおもんなさに一瞬で客が飛び、ランクマッチを回せばブロンズとミシックがマッチングするという噂まで流れるほど過疎ったのだ。
創出や抽出など、DCG特有の挙動を生かしたデザイン領域を使ったカードをMTGでも作りたいという気持ちはわかるし、それだけなら面白そうなものだが、どうも致命的にMTGとは嚙み合わなかったらしく顧客に受け入れられることはなかった。
10種競技のためにアルケミー触ったけど、マナトラブルのあるハースストーンって感じで特にエキサイティングではなかった。呪文書(HSの発見)はMTGのルールと噛んでないと思う。HSは30枚デッキ1枚or2枚制限だからあのバランスなのよ。とりあえずマナファクトから勝ち手段とタイムワープ出さないで😅
— Takimura Kazuyuki (@kozoukun2) 2021年12月20日
ゲームデザイナーでドラフトの名手としても知られる故人、瀧村和幸も生前このように語っている。
この時俺は全盛期の*1《街裂きの暴君/Town‐Razer Tyrant》*2を擦って遊んでいたので「さすがに言いすぎやろう」と思っていたが、今はおおむね正しい感想だと思う。
アルケミー日常的にプレイしてて、世界でも有数のプレイ回数を誇るのではないかと予想されるが、このフォーマットには現状流行る要素がない。
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) 2022年4月5日
スタンダードと95%同じカードプールで、テコ入れされたあからさまなパワーカードをプレイすることを求められる、高レアリティのワイルドカードも併せて要求。
言語化の鬼、JSPEEDこと原根健太はもう少し辛辣な意見を述べていた。
いつの間にかアルケミー絶賛おじも姿を隠し、市村ユウキに捜索されることとなった。
そんな不人気フォーマットのカードが出て嬉しい人間はあんまりいない。スタンダード用のカードを集めるためにドラフトをプレイする層はこのパックではドラフトをしないだろうしね。
②レアの強さの格差がすごい
①でも書いたように、このパックのカードはアルケミー環境に変化をもたらすためのカードが入っている。
テコ入れのためにあからさまなパワーカードが刷られ続けるアルケミーに変化をもたらすためのカードが、である。
するとドラフトに送り込まれるには強力すぎるレアが誕生するわけである。
上記の三枚は特に終わっているレア(神話ではない)をピックアップしている。どう強いのかを説明したいが、文字数が多くなりすぎだるいので、これらの終わりっぷりを示す象徴的な出来事を紹介すると
配信開始
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) 2022年7月23日
ラエゼル信心100https://t.co/X3Ck3nnrSN
バルダーズゲートシールドBO3 pic.twitter.com/DPqKya71sG
オカルトと最も縁がなさそうな原根さんが、週末予選のシールドパックに「ラエゼル」が出るよう神頼みめいたことまで始めるほどである。出るのと出ないのとでは月とプランクトンくらいの差があるのでできることは何でもやるべきではあるとは思うが、そういうことをする人とも思っていなかったので衝撃を受けた。
まあ、やむを得ないことである。気になった方は効果を調べてみてほしい、ドラフトを少しでもやったことがあるならすぐさまそのヤバさを実感できるだろう
『アルケミーホライゾン:バルダーズゲート』カードイメージギャラリー
加えて当然レアの中でも格差が存在する。世界を破壊しうるレアでゲームを作る人間がいる一方で、現実世界にも存在するドラフトでも使いようのないしょうもないレアをつかまされる人間がいるのだ。
「オグマの文書管理人」はコモンフェッチすらないこの環境ではほぼ瞬速の熊だし、
「ディスプレイサーの子猫」はスタッツが足りな過ぎて効果を読むに値しない。
「ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレングス」は存在が意味不明である。
これらが「ラエゼル」と同じ確率で抽選されていると思うと怖気が走る。この環境でドラフトをするとき一番最初にやるべきことは、自分のパックにゲームエンド級のレアが入っていることを祈ることである。
また上記の三枚は特に終わっているカードというだけで、当然その下にもまだまだゲームを破壊するレアは存在する。
なのでこいつらがナーフされたところでこの環境は改善しないことは補足しておく。センチネルが居なくなったところでMVC2が良バランスにならないのと一緒である。
③想像を絶するテンポ環境
最終的にこの環境は後攻2ターン目に何もしなかった場合敗北を覚悟するべきハイテンポ環境だったと思う。おそらく勝率が2~30%は下がると思う。
このパックは色マナ補助に「予言のプリズム」が収録されているが、これを後攻2ターン目に置く行為を俺は試合放棄*3と呼んでいた。それほどまでに攻めが苛烈なのである。
この環境は赤白がカードアドバンテージを取れないという構造的欠陥を二体掛りによって完全な形で解決し最強カラーとなったのだが、その赤白の攻めをサンプルに紹介すると
2T:「燃える拳の黄昏守り」
3T:「武勇の歌い手」が3/3で着地、「黄昏守り」でアタック4点
4T:「雄叫ぶゴブリン」召喚、能力起動、集団戦術達成で計4+3+3+1点のコンバット
先行3,4Tで合計15点の戦闘ダメージ、こ の 始 末
仮に後攻が2Tに「プリズム」を弄って遊んでいた場合、この先行4Tの動きにたったの3マナで対抗しなければならないことになる。コモン2枚のアンコモン1枚でこのマウントである。俺の言ってることに信憑性が出てきただろうか。
「ドブンを紹介しといて何言ってんだこいつ」と思われるかもしれないが、この環境のドブンとはこの程度のものではない。
最強のドブンソース、軽率にクリーチャーに速攻を与える二体掛りの名手「コボルトの戦呼び」は使ってないし、白のアンコモンには「ボアレスキアの通行料徴収人」という2マナでピーピングと行動阻害をこなして打点も3あるエースがいる。
また4Tに放置するとゲームが終わる3マナの速攻クリーチャー「アンバーグリス」を出された場合、1マナ余るのでさらなる悪夢が待っている。
白には強力な1マナのインスタントトリックが2種類、コモンに存在するのだ。*4
これらでコンバットを保護されたらどうだろうか?なけなしの3マナで出したクリーチャーがシャクられたらどうだろうか?負けではないだろうか?これがドブンだ!!
また、この環境にはクリーチャーを除去しながら自軍のマウントを強化するイカレたカードが何枚か存在しており、これらの存在が更に先行のマウントに拍車をかけている。改めてイカレきった環境である。
そう、イカレきった環境なのだ。なのだが、個人的にはこの環境が2022年の、どころかこれまでで一番の、ライフタイムベストドラフト環境だったと感じている。
アルケミー用のカードしか出ないことに関しては、俺はそもそも構築フォーマットをプレイしないから関係ない。
レアが強いことも、過去のレアゲー環境を思い返すとレアにグチャグチャに破壊されたことよりレアで完膚なきまでに破壊した思い出のほうが強く残っているので精神構造がレアゲーに向いてるんだと思う(テーロス還魂記や前述の真紅の契りでも勝ちこんでいたので、そもそもレアゲー環境のほうが得意なのもある)。
だから、レアなみに強力な専門家連中やDCGっぽいダイナミックな効果を生かしたカードが生み出す常識外れでハイパワーでハイスピードなドラフトに思いっきり酔えたのかもしれない。
多くの人に好まれなかっただろうとは思うが、俺の心に深く刺さった環境だった。
通常の環境では実現しえないようなスピード感、それによって生み出される先行マウントも「先行は勝ち切る」「後攻は何とかして捲る」と明確な目標をもって臨めていた。
あまりにも弱い青を何とかして生かそうと苦心した末に生み出した青黒テンポがそれなりに勝てるアーキだったのはすごく嬉しかったし
やべえレアから決め打ちで突っ込んだデッキがレアの力だけで対戦相手を粉砕していく光景は見ていて心が晴れやかになった。
白1マナを構えている相手に「果たしてどっちなんだ!?」とか言いながらコンバットを仕掛けるのも、その結果どっちも持ってて二度に渡ってシャクられた結果完全に粉砕されたのもいい思い出で
ドラフト期間中に「祝福のヒポグリフ」と「ギルド公認のこそ泥」がナーフされた時にはまったくもって妥当な判断だけど笑ってしまった。
環境最後のドラフトでは「ラエゼル」をピック出来たにもかかわらず、デッキ全体のディティールが甘くたった3勝で終えてしまった無念を今でも思い返している。
バフされた青がそれでも弱かった事とか、
一部のレアがさすがに強力すぎることとか、
一部のレアが本当に強力すぎるとか、
問題が無いわけではないんだけれど、本当にいい環境だったと、俺は思っている。
ベスト7勝デッキ
ありがとうラエゼル。さようならラエゼル。もう二度とこんなカード刷るなよWotC
団結のドミナリア
一言コメント:GUNDAM EVOLUTIONやってました
またサボりか
年中ドラフトをやっていたという冒頭の文言は修正するべきかもしれない。
この環境については神河ほどの嫌悪感があったわけではない。ちょっと神河っぽさ*5があったけど、なんもなければ普通にプレイを続けていたと思う。
ただこんときはガンエボが面白かったんだよなぁ~~~
一個前のバルターズゲート環境を結構やりこんだのもあってか、この時はちょっと別の味がするゲームを求めていたというのはあるかも。だが一番でかいのはKENNYさんが一緒にプレイしてくれたことだと思う。おかげであまり得意じゃないチームFPSだが楽しくプレイできた。
ちなみに今ではプレイしていない。理由は「新段(兄弟戦争)が来たので」というのが一番大きな理由だが、やっぱ追加機体にリアルマネーがガッツリかかるビジネスモデルは今時カジュアル層に受けが悪すぎるだろうとは思う。
俺は無料分の課金コインをよく調べずガチャに回した結果、無料で開放できる課金機体が1機だけになってしまい、それでユニコーンを解放したら全く自分の性に合ってなくてしょんぼりした。エクシアだけは金で買ったが環境機体のドズルザクとUCマラサイをプレイできなかったストレスは結構あった。
ベスト7勝デッキ
「古き苔髭」と「ぺラッカのワーム」を比較して、それはさすがにかわいそうだろとKENNYさんに注意されたことくらいしか思い出にない。
兄弟戦争
一言コメント:ワームとぐろエンジン
MTG人生において、心残りが一つだけあった。
「ワームとぐろエンジン」をリミテッドで使えなかったことだ。
俺と「ワームとぐろエンジン」の出会いはミラディンの傷跡プレリリースにさかのぼる。プレリリースでは「ワームとぐろエンジン」が全員に配られていた。
愛嬌のある見た目と名前、そして強力なファッティにあこがれる当時の俺は「ワームとぐろ」にすっかり夢中で、自分の「溶鉄の尾のマスティコア」や他のカードをトレードに出して何とかプレリ会場で4枚そろえることができた。
いまでは考えられないことだが、その時「ワームとぐろエンジン」と「溶鉄の尾のマスティコア」は1:1でのトレードが可能だった。「マスティコア」はそのネームバリューからおじを中心に大きな期待が寄せられていたためだ。今でもファインプレーだったと思う。
そうして集めた「ワームとぐろ」を構築で使っていると、ひとつの欲望が生まれた。
「これ、ドラフトで叩き付けたら最高に気持ちいいだろうなぁ…」
6/6/6というサイズに与えてはならない絆魂、マルチブロックに強い接死、何とか対処した先に待ち受ける除去耐性、そして無色であるということ。リミテを破壊するために生まれたかのようなカードだ、気持ちいいに決まっている。
だが当時は学生で金がなく、シールドとかいう貴族の遊びはおろかドラフトに参加するにも一苦労で*6、リミテで「ワームとぐろ」が出るまでプレイしようと思ったら最も現実的な方法は親のクレカをパチってMOをガン回して後から折檻されることだった。
当然そんなことはできず、時は流れ、ようやく金を持った時にはSOMのドラフトなんてできる環境はなく、夢は夢のままで消えていく
そのはずだった
(暫定)ベスト7勝デッキ
環境についてはまだ現行の環境であるため来年の総括に譲るとして、このパックには本当に感謝しかない。
ミスティカルアーカイブ、まさかこの年になって10年来の夢がかなうとは思っていなかった。
当然「ワームとぐろエンジン」が着地した4試合はすべて勝利した。夢のような時間だった。
「ワームとぐろ」に1:3交換を強いられ、分裂した3/3に対処できず爆発した相手
除去ったと思ったら「ロラン」で回収されて爆発した相手
そもそも6/6絆魂を対処できず出された返しに爆発した相手
何とかエンチャントで除去したときにはすべてが手遅れで爆発した相手
そして「ワームとぐろエンジン」を採録すると決めたWotC調整班
皆、本当にありがとう。
ワームとぐろエンジンを叩き付けさせてくれてありがとう。
思った通り、最高に気持ちよかった!
最後に
書きたかったことを書きなぐっていたら9000文字近くになってしまった。
もう少しドラフト環境に触れられると思っていたが、思ったより個人的な感想ばかりになってしまった。にもかかわらずここまで読んでいただいてありがとうございます。
2023年版は兄弟戦争、ファイレクシア:完全なる統一、機械兵団の進軍、決戦の後に、エルドレイン再訪について書くことになるかと思います、お付き合いのほどをよろしくお願いします。
*1:全盛期の、としたのはこのフォーマットにはDCGらしくカードのナーフやバフがあるためである。街裂きの暴君は二度のナーフを受けている
*2:アルケミーの不人気エピソードの一つに、街裂きの暴君を検索しようとしたときにGoogleが全く正しい名前をサジェストしないというのがある。街破壊の暴君って誰だよ
*3:オヤ…?攻撃がこねェな?試合放棄かな?やったアアアアア!勝ったぞォッ!
*4:なお、「祝福のヒポグリフ」に関してはあまりの強さ故ナーフされ、「ティアの祝福」面が1Wになった
*5:自分でもうまく言語化できないんだが、横のシナジー重視でコンバットが軽視された環境というか、そういう印象のある環境のこと。あまり後ろに倒された環境が好みじゃないのかもしれない
*6:学生時代は本当に金がなく、皆で飯に行ったとき金がなさすぎてカンパを受けて飯を食ったりしていた